最近、アレルヤの付き合いが悪い。
アレルヤは気弱な性格からか、人から頼まれたことは断れない質だから、余程のことがない限りは断ることをしない。
しかし、最近はめっきり付き合いが悪い。
「アレルヤ〜久々に街にくり出そうぜ〜」
「ごめん、ロックオン!先約が…」
顔の前で手を合わせて謝って、チラリとティエリアのほうを見る。
その視線だけで先約相手がわかる。
ティエリアが割って入るように話しだす。
「すまないな、今日は俺と図書館の約束なんだ」
お前ら、何回その理由で俺や刹那からの誘いを断っていると思ってんだよ。
「あら、そうかい」
「ロックオン、本当ごめん!埋め合わせはするから」
「まぁ、次を期待しとくよ」
何度こんなやりとりをしたもんか。
ティエリアを見れば、少し勝ち誇ったような顔をして俺を見ていて。
あぁ、やっぱそういうことですか。
アレルヤ、アイツは策士だぞ。
お前はとんでもない奴に捕まったのかもな。
刹那の元に行き、愚痴を零した。
「また、空振り。ったく、付き合い悪ぃぜ」
「まぁ、仕方がないだろ。ティエリアがいたら」
「確かにな。仲良くなったり、仲悪くなったり、また仲良くなったり…ありゃ、もう恋人だろ?アレルヤもティエリアも気づいてないけど」
「いや、ティエリアは確信犯だろ。アレルヤが鈍感過ぎる」
「純情故に…だな」
「羨ましいな、あそこまで仲がいいと」
「何言っての?俺達も仲いいだろ?」
刹那は少しジトーとした目で俺を見た。
「…なんだよ」
「それは、わからない」
「わからないって…まぁ〜俺は刹那の隣にいて居心地いいぞ。刹那は?」
「…まぁ、嫌な気はしない」
一つ呼吸をして、アレルヤとティエリアの方を見て、また読書をしている刹那を見る。
刹那、早く気づけよ。
俺の気持ちに、お前の気持ちに。
じっくり、堕としてやるよ。